2013年 07月 06日
伊達十万石の城下町、宇和島
と言っても、いきなり食事ですが(^^;
JR宇和島駅に程近い川のほとりに、風格ある佇まいの店が見えてまいりました。
ほづみ亭です。
ここから入店したのですが、どうやら正面玄関ではなかったようです。
創業がいつ頃なのかわかりませんが、歴史を感じる木造の店内はとても良い雰囲気。
座敷席が埋まっていたようでカウンター席に案内されました。
この店に来た目的は、郷土料理の宇和島鯛めしを食べることだったのですが、名物のじゃこ天も注文。
程なく鯛めしがやってまいりました。
タレの中に鯛の切り身と刻み海苔、ゴマ、卵などが入っており、これをかき混ぜてごはんにかけていただきます。
最初、ちょっと切り身の量が少な目なのかなと思いましたが、食べ終わる頃には十分な量だということがわかりました。
これで何と950円!かなりお得感がありました。
次回は泊まりで来て、是非このカウンターで刺身などいただきながらお酒を飲みたいと思います。
こちらは店の横にある「ほづみ橋」の謂れが書かれた石碑。ほづみ亭という名前はこの橋の名前と関係がありそうです。
さて、大満足の昼食を終えて、宇和島城の登り口へとやってまいりました。
沿革の中ほどに「仙台藩主伊達政宗の長子秀宗が宇和郡十万石に封ぜられ」と書いてありますが、宇和島藩と伊達家の関わりまでは踏み込んで書かれていないので、そのへんは別途、勉強が必要です。
最初はスロープなのですが、途中から階段になり・・・
そして、次第に勾配がきつくなります。まあ、木々に囲まれてて気持ちの良い登りではありますが。
定番の井戸もあります。
お、天守閣がチラッと見えたぞ。
ここからは仮設?の階段。もうすぐ頂上です。
二の丸に着きました。
さあ、最後の階段を上がりましょう。
天守閣は江戸時代またはそれ以前に造られた「現存12天守」のひとつで、小さな天守閣ですが、どっしりしてて大変美しいお城です。
山側の景色。
天守閣の内部です。入ってすぐの場所に伊達氏の肖像画などがあります。
最初の階段はかなりの角度。スリッパ履きなので、意外に登りの方が怖いです。
2階の様子。天守閣の定番である各地のお城の写真は飾ってありますが、展示品などはありません。
3階(最上階)です。
近くに海が見えます。
天守閣を出たところで、ボランティアの方々が湯茶の接待をされていたので、いただくことに。
古地図の複製を見せてくれたり、天守閣をバックにカメラのシャッターを押してくれたりとサービスしていただきました。
一息ついたので、緩やかなスロープを下って、来た道とは違う登城口へおりて天赦園へと向かいます。
登城口から5分程歩くと伊達博物館がありました。
先程のボランティアの方からも案内があったし、折角宇和島まで来たので見学していきましょう!
伊達家の調度品などが多数展示されているのですが、丁度、教科書等で良く見かける豊臣秀吉の有名な肖像画の展示が行われておりました。
続いてすぐ近くの天赦園へ。
ここは宇和島藩第7代藩主の伊達宗紀氏が造った、池を中心とした回遊式の庭園です。
春雨亭という茶室。
かなり広い池です。
先程行った宇和島城で、ボランティアのおじさんが、この辺りは昔は海だったので、天赦園の池にはボラがいると教えてくれました。
藤棚の藤は少し時季が早くてまだ咲いていません。
そのかわり菖蒲は綺麗に咲いてましたよ。
お城からはこのくらいの距離です。
最後は鯉の画像。入場口で鯉の餌を売っているので、人が近づくと気持ち悪いくらい集まってきます。
餌持ってなくてごめんねー!
ということで、宇和島、なかなか良かった。